朽ちた匂いが、充満する場所。
と言うのはウソっす。
みなさん、あけましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願い致します。
2007年、最後の葉山ヒル。
38年前のモダン建築?
雨上がりのシンとした空気は、よりいっそうの静寂を生む。
管理人が、テレビを見ていた。
そして、廃墟と化した住処に潜む住人に、
危うく遭遇しそうになった。
巨大ネコに気を取られ、
電気が点いているコトに、寸前まで気付かなかった。
ほのかな電気が照らすバルコニーは、
朽ちた椅子や、ゴミとしか思えないような物が山積みで、
身を隠しているとしか、思えなかった。
遭遇したら、追いかけられそうで、
ちょっと怖いなと思った。
廃墟で住人に出くわすほど、危険なコトはない。
住人は、まさに占拠しているわけだから。
誰が置いたのか、リス。
リスが水を飲みに来ているようだった。
此処に人は住んでいない。
苔が増殖し、建物の風化が著しいが、
1部、部屋の中がキレイになっていた。
真新しいベッドカバーや掃除機なんかも、見られた。
貸し出し準備でもしてるの?
葉山ヒルに続く山道は、あまりにも急で、
冬は、篭るしか術がない感じ。
葉山ヒルから、湘南国際村を望み、
湘南国際村から、葉山ヒルを見上げる。
遮るモノは何もない、葉山ヒルの存在は、
やはり圧巻なのだ。
湿った空間に、夕日が映える。
パトカーが居たのにはビビったけれど、
特に注意もされず、ただ睨みつけられた。
なんか文句あんのかー!!!
老後は、湘南国際村に住みたいよー
今年もよろしく。
また来ます。