つまりそれは、とてもありふれたコト。

全ては此処から始まり、終決の時は、此処に還ってくる。
ふとしたコトで、繋がっていると感じる様は、
刹那的ではあるが、隠然と其処に横たわる。



言葉はなくとも、同じクオリアの中で、
同じ光景を見ているに違いない。
なのにワタシは、ついつい言葉にしてしまう。
言葉にせずに済むのなら、その粒子の中で、ゆらゆらと、
ただひたすらに、漂っておればいいのにと思うのに。



漠然とした光を感じ、それがあの人だと気付く。
その光を受けて、ワタシはまた1歩踏み出すコトが出来る。
だから、その光をワタシから奪わないで欲しい。
ありふれた光だからこそ、そこにずっと在って欲しいと願う。