孤独は才能なんだって。

今、海底5万メートルほどの、暗闇に居ます。
動けません。
だって、真っ暗で見えないんだもん。
救いの手は、結局は自分の手。
だから、他所の人の手を引っ張っては、いけない。
自分で這い上がる、強い個体じゃなくちゃ、
自分自身、納得がいかないのだ。



あ、何かあったわけじゃないす。
理由のない不安とか寂しさとか、そんな普通な感じです。
でも、たまにはね。







主治医に電話で、カウンセリングを受けた。
そしたらね、孤独は一種の才能なんだって。
孤独を感じたからと言って、人に会いたい訳じゃない。
実際、会いたい人は居る。
声を聞きたい人も居る。




偉そうだけど、でも誰でもいいって訳じゃないんだ。
ワタシと似た感覚を持っていて、ベクトルは同じ方向を向いている。
剥き出しの神経の痛みに耐えながらも、前に進むコトを止めない人。
何も見えなくても手探りで、這ってでも光を求める人。
寂しくても、其を言葉にしない人。



贅沢なのは、解っているけれども、
生まれ持った孤独な才能を持つ人と、今は寄り添いたいんだ。