躁の後にやってくる湿った空気を吸い込め。

ゴーゴー(オール・ゴールド・インワン)に、
エメの服を着せたら、サーカスの少女っぽくなった。
湿った苔のような草の上で撮った。



ゴーゴーはデフォルトでも、かなり差があるらしいけど、
うちのは死人にしか見えないような悲惨な状態で、顔もボコボコ。
顔の表面を綺麗に削って、目をスペリオールのものと交換。
その際、軸を少しズラして削って、ちょっとガチャ目になった。
ガチャ目は何故か寂し気で、愛おしい。



だから、そのまま直さないで、頭を閉じた。




モンパパの形見の、二眼レフも一緒に撮った。
だってね、もー壊れてるんだもん。
でもレンズを覗いて、町を歩くと楽しいよ。
コケるけど。





部屋に戻って、急にカルネが見たくなった。
やっぱりカノンより、カルネだ!と拳を握りしめた。
馬肉しか捌かない、中年オヤジの苦悩を描いた問題作。
ギャスパー・ノエは、やっぱ凄いっす。



馬を殺し捌くシーンの前に、警告文が出る。



「感受性を傷つける恐れがあります」



自ら警告を出すくらいだから、やっぱりショッキングだ。
馬は特に、全てを悟ったような目をしているので、
ショッキングの極みで、哀しい気持ちになる。


予告編が見つからなかった。
最初の馬のシーンを、まんまアップしてる動画を見つけたけど、ちょっとモロなんで、
感受性の豊かな人は、見ない方がいいです。
あくまでも作品と言う観点で、現実とスプリットして見れる人へ。





スナオ・クワハラのショーで、カルネに出て来るような、
サーカスの倉庫にあるような馬のディスプレイがあった。
それだけで、恍惚。
あの馬、欲しいなぁ。