ぜあいずなっしん!ではないのよね。

高校生の頃、サブカルあたりにハマッて、
奇抜な格好で自己主張の強い女子。


高校生の頃、たまたま文化祭でバンドをやろ!
って話しになり、あまったパートかヴォーカル。
いちばん初めに決まりそうなヴォーカルが余るなんて、ちょっと不思議。


今、思うと運命みたいなのを感じる。
ワタシはあくまでリスナーで、歌を唄うとか、
唄えるとか、ステージに立つとか思わなかったな。




この頃好きだった女性ヴォーカルは、
イギリスのスージー・スー( Siouxsie Sioux )
今は50代くらいかな?
目の回り真っ黒で笑顔は封印。
何よりも印象的だったのが、彼女の歌い方。
普通は緊張なんかで声がうわずったりすると、
声がシャープ…つまり音を外すのね。


でも彼女は1音近くフラットする。
普通の人が聴いたら気持ち悪くなる範囲。
でも、その無機質な歌い方と無表情さに、
完全ハマったのであった。




すると真似して唄うようになるよね。
完コピ的な唄い方出来ちゃうんだよ。



そーすると、普通に唄うときと、
スージーを唄う時のピッチ( 音程 ) を変えるのね。
だからピッチが不安定になっちゃう。


一時期スージーをちょっぴり恨んだが、
好きなんだから仕方ないよね。


ニナ・ハーゲンとかもかわいかったなぁ。
股間にクマ。
その頃ワタシはTバックとかTフロントで
バックはハード、歌はポップみたいな
奇抜なのやってたけど、
時代が早すぎたみたいで、お客さん引いてたな。





その後、自分の声の特徴とか分かるようになって、
お腹から声を出して唄う、所謂
ブルースとかジャズに向いてるとわかった。
分かったのは25過ぎてたから、27くらいから
自分のバンドを回すようになった。


とにかくライブやりまくって、
色んな声を出せるようになったのだ。

インダストリアルとかオルタナも大好物で、
喉をつぶさないダミ声の出し方を習得し、
物凄い唸り声やシャウト見たいのやってた。

そのあと、所謂ラップトップみたいのに
片足突っ込んで、天使の歌声と言われる
ウィスパーヴォイスを習得し、
その後また、バンドスタイルに戻る。




もー5年くらい唄ってない。
でも、きっとまた唄うんだと思うんだ。
今はまた、ジョニ・ミッチェルトとサンディ・デニー
新しい人ではアデルじゃね。


つまり今のところは歌はヘロヘロでも、
そのうちまた、きっと唄う自分がいる。