呼吸を止めて描かれたモノたち。

やっと松井冬子さんの個展に行って来たよ。
作品数の多さ、渦巻く情念。
ひとつひとつの作品に、みなさん
無言で見入っていて、凄い緊張感。


巨大な作品の説明の字が小さ過ぎて、
みなさん前のめりで説明を見ていましたよ。



彼女の感性は彼女を空間に、空間を彼女に、
好んで毒を飲んでは吐いて、自らも毒になる。

常に身体中の毛穴が開いているような人だなぁと思ったよ。
以前、松井冬子さんの特集をテレビでやっていて、
ご自身の作品が怖いと思うコトがあると言っていたけれど、
確かに作品によっては、絵ではなく、
死者なのに人間であって、見透かされているように感じる瞬間があるんだ。

上手く表現出来ないけれど、
とにかく素晴らしかったです。

18日までだから、まだの人は早く早くー!



http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2011/matsuifuyuko/

何故か冬子さん本ではなく、
yaso#耽美と、数枚のポストカードを購入。




横浜美術館に着いたのが、ちょうど2時46分だったので黙祷をしたのだけれど、
日曜日と言うコトもあり、他の人はそんなコトは既に忘れちゃったかのように見えた。



しばらくビルやクレーン、
夕焼けの準備をしている空を眺めながら、
何も考えずに
ぼんやりしていた。
何か考えていたのかも知れないけれど、
思い出せなかった。